書籍

【書籍】認知症のことを認知症の方から教わろう

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認知症は他人ごとではなく、誰にでも起こりえることーー
認知症になった本人が書かれた本を読むと、そう思い知らされます。

「丹野智文 笑顔で生きる」には、普通に生活をしていた著者が急に忘れっぽくなり、同僚の名前すら思い出せなくなった、という状況が綴られています。
発症前のように生活することが困難な状況や、認知症であることを受け入れるまでの苦労なども生々しく記してあります。

「私の声が見えますか」には、身近な方が認知症になった話が寄稿されています。
奥さんが若年性アルツハイマーと診断されたエピソードではこのように綴られています。

妻が60歳で若年性アルツハイマー型認知症と診断されて12年が経過した。診断される数年前のことだったかー。
妻が「実は、時計が読めないの」と言い出した。そして、こう続けた。
「勉強しようと思って子供用の時計の方買ったんだけど、(娘の)A子が持って帰ってしまった」。

(中略)

また、ある時、近くのコンビニのパートの方からこんな話を聞いた。
「奥様が支払い時、財布ごと私に渡し、『これで取っておいて』と言われたんです。ちょっとびっくりしました」と。妻は、お金の計算ができなくなっていたのだ。

今振り返ると、認知症を思わせるたくさんの”サイン”があった。
一番身近なところにいた私はそうしたサインに気づくことはなかった。認知症などとは夢にも思っていなかったからだ、
妻がどんな思いで時計の本を買ったのか。どんな思いで財布ごと差し出したのか。それを思うと胸が痛む。
後になって、引き出しからは1円玉と5円玉がどっさりと出てきた。

ご自身や身近な方が認知症になった場合に、どのように向き合うべきか。
認知症の人から経験談を聞くのが一番の備えになります。ご紹介した書籍や、「認知症について認知症の人から学ぼう!」という講演会でお話を伺えます。
知ることがあなたの支えになります。

商品情報

私の声が見えますか
㈱harunosora
1,836円(税込)

認知症になってもだいじょうぶ!
徳間書店
1,728円(税込)

丹野智文 笑顔で生きる
文藝春秋
1,566円(税込)

認知症になっても人生は終わらない
㈱harunosora
1,620円(税込)

 

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