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【書籍】やる気が出る外郎売 CDブック

      2017/07/11


「外郎売り」とは何でしょうか?
歌舞伎の演目で、二代目市川團十郎によって初演された歌舞伎十八番の一つです。
テンポと威勢の良い口上で有名です。

外郎売りは歌舞伎役者だけのものではありません。
いまでも俳優やアナウンサーが発声練習に使っています。

それは、早口言葉がたくさん出てくるから。
早口言葉で長い口上を噛まずに読み切るのは、なかなか大変です。
少しだけ口上を見てみましょう。

冒頭はこちら。始めは挨拶から始まります。

拙者親方と申すは、お立ち会いの中に、
御存知のお方も御座りましょうが、
御江戸を発って二十里上方、
相州小田原一色町をお過ぎなされて、
青物町を登りへおいでなさるれば、
欄干橋虎屋藤衛門、
只今は剃髪致して、円斎となのりまする。

…ここまでが一呼吸なので、長いですね。
しかしテンポに乗りやすい文章なので、音読しやすいと思います。
少し飛んで早口の場面を見るとこのようになります。

あかさたなはまやらわ、おこそとのほもよろを、
一つへぎへぎに、へぎほしはじかみ、
盆まめ、盆米、盆ごぼう、摘立、摘豆、つみ山椒、
書写山の社僧正、
粉米のなまがみ、粉米のなまがみ、こん粉米の小生がみ、
繻子ひじゅす、繻子、繻珍、
親も嘉兵衛、子も嘉兵衛、親かへい子かへい、子かへい親かへい、
古栗の木の古切口 …

ここからおしまいまで早口言葉が続きます。
外郎売りの70%が早口言葉なので、読み終えたときには爽快な疲労感に包まれます。

どのように読めば良いのかは、付属のCDの浪曲師 玉川太福さんの朗読を聞きましょう。

音読は脳を活性化させるそうです。
その効果については齋藤孝さんの著書が詳しいのでこちらもご覧ください。
【書籍】素読のすすめ

商品情報

やる気が出る外郎売 CDブック
自由国民社
1,296円(税込)

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